about
魔女、マルガレーテ・アルニムが作り上げた雪と機械に支配された国ノース・トユ。 呪いの様なシステムに縛られた一族の物語。
√ 番外編以外はシリアス。
√ 全体的にPG-12に該当する描写を含む(暴力・反社会)。
√ 時代順に並べている。
- 長編
- 六部構成
冬の太陽
フィン・フロストは行方不明の恩人、スイを探していた。
スイとの別れから四年目の冬、十二歳のフィンは『兄弟』だと名乗る人間に引き合わされる。
彼らは雪に沈む国【ノース・トユ】の国王と王弟だった。
本編
再生
コデッタ・フロスト・ハースは、ノース・トユ王城で鬱々と生きていた。
調査という名目で赴いたディスカとの国境地帯で、彼は一人の男に出会う。
男は自身を【復讐者】と称するが、コデッタの目には寂しくて優しい人間にしか見えなかった。
本編
- 3-1: 『王都の少年』
- 3-2: 『国境の街』
- 3-3: 『ラザン』
- 3-4: 『かの人へ』
- 3-5: 『幸せの織り手』
番外編
- 3-ex: 『ディレルさん』
落花
隣国ディ・リェスカ連合共和国との国境戦争が始まった。
ヴォルフガング・ハースは国王セウィルの為、自ら前線に発つ。
本編
- 4-1-1: 『湧きいずる喝采』
- 4-1-2: 『今からの逃亡』
- 4-1-3: 『指先よりも遠くに』
- 4-2-1: 『仇敵』
- 4-2-2: 『貴方が種を蒔き、私が水をやる』
- 4-3-1: 『ナティルの丘』
- 4-3-2: 『呪いと呼ぶには余りにも甘やかな』
- 4-3-3: 『セウィル』
- 4-4-1: 『虹の雫』
- 4-4-2: 『ことわり』
- 4-4-3: 『柳絮 』
- 4-4-4: 『魔女の心臓』
- 4-5-1: 『かの地を覆う新たなる呪詛とならん』
- 4-5-2: 『愛と咎の証』
- 4-6-1: 『貴方に祈りを』
- 4-6-2: 『機械の右腕』
- 4-6-3: 『落花』
- 4-7-1: 『世界に満ちるもの』
番外編
- 4-ss-01: 燃え盛る森 | 【秋】焔の情景
時間の逆廻し
大切なものを奪われ失ったクルト・ハースとコデッタ・シィル。
思い出に固執することでしか心を保てなかった二人は、機械の紡ぐ過去”時間の逆廻し”を求めた。
その行いが破綻していることを最初から知りながらも、二人はお互いの望みのために過去を暴いていく
本編
- 5-1-1: 『墓標』
- 5-2-1: 『感情の再開』
- 5-4-1: 『傷の抉りあい』
- 5-4-2: 『緑の夢』
- 5-4-3: 『翠の夢』
- 5-4-4: 『本業、またはハースの血族』
- 5-4-5: 『犬と愚者』
- 5-5-1: 『帰還』
- 5-5-2: 『考察』
- 5-5-3: 『家族の時間』
- 5-6-1: 『後悔の時間』
- 5-6-2: 『目覚め』
- 5-7-1: 『そして全ては終焉へと向かう』
番外編
夢の終わりに
中央塔に配属された新人、エニス・シロヤは上司であるコデッタ・シィルが苦手だった。
彼の心の深淵と、そこに沈め葬られた人物の存在に彼女が気付いた頃、ノース・トユ首都で問題が起こる。
それは、国を揺るがしかねない事件だった。
本編
6-1-1: 『憎悪の迷い人』 6-1-2: 『災厄の夢見人』 6-1-3: 『憂いの過去人』 6-1-4: 『絶望の傍観者』
6-2-1: 『残照』 6-2-2: 『執着』 6-2-3: 『壊れかけ』
6-3-1: 『世界の終わり』 6-3-2: 『手を伸ばす子供達』 6-3-3: 『頭を撫でる手』
6-4-1: 『己と戦え』 6-4-2: 『あなたが妬ましかった』 6-4-3: 『いきたいように、いきればいい』 6-4-4: 『命果つる』
6-5-1: 『予定調和』 6-5-2: 『あるいは、君が思うがままに』 6-5-3: 『終わり、始まる世界』 6-5-4: 『生きていることが嬉しいと思ったのははじめてだった』
6-6-1: 『聖域へと至る』 6-6-2: 『白い追憶』 6-6-3: 『真白い野草』
6-7-1: 『貴方は満足していますか?』
6-8-1: 『旧きも、新しきも』
6-9-1: 『マルガレーテの庭』 6-9-2: 『足跡』